特に発展途上国でグローバル化は固有の神話を崩れさせ続けている。ーとメキシコ市にあるアメリカ州政策プログラム主査のLAURA CARLSENは表記の口火を切る。これはNAFTAの失敗事例だ。
《摘要》
1。メキシコでは、NAFTA発効直後により多くの仕事という約束が萎んだ。グローバル化の双子の約束ーより良い仕事と生活水準の改善ーもまた終に公的自殺を遂げた。
2。AP記事によれば、Cuautitlanー生活費が激しく上昇し続けて来ているメキシコ市の郊外ーで拡張予定のフォード工場では、労働者賃金が現行水準の時給4.5ドルの半分に切り下げられるかも知れない。中国との競争の為だ。
3。同じ週、ゼネラル・モータースはCoahuilaメキシコ工場への投資13億ドルと875人余の雇用創出を発表した(雇用対投資比率の低さに注目)。メキシコの新聞は、同社がToluca工場閉鎖に当り初めてヒントを与えたと書いたが、それは労働組合指導部から賃金切下げ受諾に係る直接的約束を引き出したものだった。
4。労働大臣Javier Lozanoは、最低賃金引上げが「俸給物価競争」の牽きがねになりかねず、「それは労働者にとっての幻想、労働者を騙すものだ、何故なら彼らは商品購入のより多くの金を持つと思うかも知れないが、これら(物価)が上がり続けるからだ」と説明した。
5。問題は物価が既に上昇し続けていることだー基礎的必需食品トルティヤの価格は2006年末の5ペソから今日のメキシコ一部地域での12ペソへと上昇した。
6。ジュネーブのILOにおける6月9日の演説で、Lozanoはワーキング・プアに対する生活賃金許容の危険を説明した。「労働者にとってより高い賃金という希望の正当性は生産性向上を通じて齎されるべきで、一般化された物価統制や緊急事態的賃金高騰を通じてではない。労働大臣として、Lozano氏はメキシコ製造業が実質賃金下落に伴う顕著な生産性向上を経験したと示す何十とある研究のたった一つでも見たことがあるかも知れない、と読者は思うことだろう。
7。奇妙なことだ、基準未満労働者の俸給引上げが全体の為に物価統制する十字軍の中の悪漢として呈示されるなんて。一方でその他の目的ー独占市場の統制ーがなんら言及されないのだから。メキシコ人労働者は、規則正しく食べ家族の為に将来を与える且つ長年に亘り彼らを貶めて来た同じマクロ経済政策を信じる欲求という、より低次の本能に抗することが迫られている。だが、賃金が4%ちょっとしか上がらないのに、基礎的品目の値段が2006年12月から2008年5月の間に47%も上昇した社会においてそれは緊い命令だ。
(以上)
何時になるのか限定し得ない「長期均衡」を労働者は待つことが出来ない。餓死により労働者数が激減して完全雇用状態になり、賃金が反騰するというケースを理屈上は考えられるが、そんなこと労働者の誰が納得するだろうか。
2008年06月18日
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